日本酒・かつお節・梅干しのうま味をぎゅっと濃縮した「煎り酒」は、江戸時代にポピュラーだった調味料。最近では、塩分控えめな調味料として注目されています。通常、鍋は塩分過多になりがちな料理ですが、「煎り酒」のうま味を活かすことで塩分控えめに仕上げます。梅干しに含まれるクエン酸は、疲労回復効果が期待できる栄養素です。
鶏むね肉は、必須アミノ酸がバランスよく含まれ、高たんぱく低脂質なのが特徴です。パサつきがちですが、片栗粉をまぶすことでしっとり・ぷるんとした食感が生まれ、汁にとろみが付くため寒い季節でも冷めにくく、体を温めてくれます。そこに、冬が旬のカルシウム豊富な小松菜を加えてパーフェクトレシピに。
骨粗しょう症予防
水晶鶏と小松菜の煎り酒鍋
- 調理時間
- 35分
- 1人分のエネルギー・食塩相当量
- 491kcal・2.6g
材料に含まれる主な栄養素と期待できる健康効果
- 栄養素(健康効果)
- 食材
- 必須アミノ酸(認知機能の維持)・・・ 認知症予防
- 鶏肉
- クエン酸(疲労回復)・・・ 生活習慣病予防
- 梅干し
- カルシウム(骨の材料) ・・・ 骨粗しょう症予防
- 小松菜
材料(2人分)
- 材料
- 分量
- 鶏むね肉
- 1枚(270g)
- 小松菜
- 中1束(230g)
- 長ねぎ
- 1本(165g)
- えのき
- 1/2袋(50g)
- 油揚げ
- 2枚(60g)
- 片栗粉
- 大さじ2
- 塩・こしょう
- 少々
- A:水
- 400ml
- A:薄口しょうゆ
- 小さじ1
- A:塩
- 小さじ1/4
- <煎り酒>
- 梅干し(塩分7%)
- 大2個(30g)
- 日本酒
- 200ml
- かつお節
- 3g
- 塩
- 少々
作り方
- 1
煎り酒を作る。梅干しは種を除き、包丁でペースト状になるまでたたいて小鍋に入れる。日本酒・塩を加え、日本酒が半分になるまで弱火で10分位煮詰める。かつお節を加え、さらに3分位弱火で煮たら火を止め、粗熱を取る。
- 2
ボウルにザルを重ね、キッチンペーパーを敷いて1を流し入れ、搾る。
- 3
小松菜はざく切り。長ねぎは斜め切り。えのきは石突きを除き、小房に分ける。油揚げは横半分に切ってから、三角形になるように切る。
- 4
鶏むね肉は一口大のそぎ切りにし、塩・こしょうをふり、片栗粉をまぶす。
- 5
土鍋に2の煎り酒・Aを入れて蓋をして中火にかけ、沸騰したら4を入れて3分位加熱する。鶏肉に火が通ったら一度火を止め、残りの具材を加えて蓋をし、2分位煮る。具材に火が取ったら火を止め、器に取り分けていただく。